2‐1.オブジェクトについて

2‐1.オブジェクトについて

帳票の作成に必要な基本オブジェクトとリレーションについて理解します。

オブジェクトについて

Smart Report Meister では帳票の作成時に「基本オブジェクト」と「リレーションオブジェクト」の設定が必要となります。

1.基本オブジェクトとは?
基本オブジェクトとは、帳票を出力する対象のオブジェクトのことです。
ここに選択されたオブジェクトの詳細ページ、またはVIEWページより帳票を出力出来るようになります。

2.リレーションオブジェクトとは?
リレーションオブジェクトとは、基本オブジェクトに関連付けられた(参照関係、主従関係)オブジェクトのことです。
Smart Report Meiater では、リレーションオブジェクトがツリー形式で表示されます。
表示されたツリーの中から帳票に出力したいオブジェクトを選択することにより帳票上に出力することができます。

3.その他
帳票作成時に設定した「基本オブジェクト」「リレーションオブジェクト」は後から変更することが可能です。

3‐1.セルと行列

3‐1.セルと行列

セルと行列についての操作を一通り行います。

行間・列幅の変更

1.幅を変更したい行または列の上にカーソルを合わせます。

2.列であれば右端に、行であれば下に矢印のマークが表示されるようになります。

3.矢印が表示された状態で、クリックしたままお好きな幅に変更してください。

行や列の追加・削除

1.帳票上で右クリックをします。

2.メニューが表示されますので、メニューから選択すると行の追加・削除ができます。

セルの結合

1.結合したいセルを選択します。

2.右クリックをし、表示されたメニューの中から「セルを結合」を選択します。

3.セルが結合されます。

※ 結合したセルを解除したい場合は、メニューの中から「セルの結合を解除」を選択します。

作成例

1‐2.Smart Report Meister の権限

1‐2.Smart Report Meister の権限

Smart Report Meister 専用の権限セットを使用して、アクセス権を設定します。

注意点

以下の場合のみ今回の設定が必要となります。
・Smart Report Meister をインストール時の権限設定にて、権限を付与しなかったユーザに設定したい場合
・ユーザを新たに追加した場合
※インストール時に設定した権限は、帳票の作成・編集が可能になっております。

Smart Report Meister の権限セット

Smart Report Meisterには専用の権限セットが2つ用意されています。

項目 説明
スマレポ帳票作成ユーザー Smart Report Meister で帳票の作成、作成した帳票の出力が可能です。
スマレポ帳票出力ユーザー Smart Report Meister で作成した帳票の出力が可能です。

帳票を作成・出力するユーザ

1.権限セットの画面を以下の手順で開きます。

【Lightning Experienceの場合】
・ 設定 > ユーザ > 権限セット > スマレポ帳票作成ユーザー を開きます。

【Classicの場合】
・ 設定 > ユーザの管理 > 権限セット > スマレポ帳票作成ユーザー を開きます。

2.[割り当ての管理] ボタンを押します。

3.[割り当てを追加] ボタンを押し、対象のユーザを選択後 [割り当て] ボタンを押します。

4.権限が割り当てられます。

以上で帳票の作成・出力が可能になります。

帳票の出力のみのユーザ

1.権限セットの画面を以下の手順で開きます。

【Lightning Experienceの場合】
・ 設定 > ユーザ > 権限セット > スマレポ帳票出力ユーザー を開きます。

【Classicの場合】
・ 設定 > ユーザの管理 > 権限セット > スマレポ帳票出力ユーザー を開きます。

2.[割り当ての管理] ボタンを押します。

3.[割り当てを追加] ボタンを押し、対象のユーザを選択後 [割り当て] ボタンを押します。

4.権限が割り当てられます。

以上で帳票の出力が可能になります。

3‐3.項目の配置

3‐3.項目の配置

帳票に項目の配置を行います。

オブジェクト項目の配置

1.左側のサイドメニューの「オブジェクト」から配置したいオブジェクトのオブジェクト名を押します。

2.項目の一覧が表示されますので、配置したい項目をドラッグ&ドロップでセルに配置します。

3.配置した項目は「{項目名}」としてセルに表示されます。
項目名の上にマウスポインタを置くと、その項目のオブジェクト名と項目名を確認することが出来ます。

参照項目の配置

参照項目の配置は、リレーションオブジェクトの設定時に参照項目を選択した場合のみ有効です。
未選択の場合は参照先の項目は使用できず、参照先のIDのみ配置が可能となります。

1.左側のサイドメニューの「オブジェクト」から配置したい参照オブジェクトの参照元のオブジェクト名を押します。

2.オブジェクトの項目の一覧が表示されますので、(参)とついているオブジェクト名を押します。

3.参照項目の項目一覧が表示されますので、配置したい項目をドラッグ&ドロップでセルに配置します。

4.配置した項目は「{項目名}」としてセルに表示されます。
項目名の上にマウスポインタを置くと、その項目のオブジェクト名と項目名を確認することが出来ます。

基本オブジェクト項目の配置

1.左側のサイドメニューの「基本オブジェクト」から配置したいオブジェクト名を押します。

2.項目の一覧が表示されますので、配置したい項目をドラッグ&ドロップでセルに配置します。

3.配置した項目は「{項目名}」としてセルに表示されます。
項目名の上にマウスポインタを置くと、その項目のオブジェクト名と項目名を確認することが出来ます。

項目 説明
日付 帳票を出力した日が入ります。
 「現在の日付」と「現在の日付+現在の時刻」の2種類が選択できます。
ページ 帳票のページ番号とページ総数が出力できます。
行番号 行番号が出力できます。行番号は子オブジェクトの下にある基本項目に存在します。

項目の繰り返しの設定

主従関係の従オブジェクトに限り、繰り返し条件を設定できます。
子オブジェクトに複数データが存在する場合に、明細のように出力できます。

【設定方法】
1.左側のサイドメニューの「オブジェクト」から配置したいオブジェクトのオブジェクト名を押します。

2.項目の一覧が表示され、繰り返し条件が表示されますので、繰り返し条件を設定後にドラッグ&ドロップで項目を配置します。

3.設定した繰り返し条件の通りに項目が配置されます。

項目 説明
繰り返し件数 項目を連続して配置する数を設定します。
 帳票出力時に出力データの件数が繰り返し件数に満たない場合
 ・ 出力データの件数分を出力し、それ以降の繰り返し位置には何も表示されません。
 出力データの件数が繰り返し件数を超える場合
 ・ 繰り返し件数分までデータを出力した後、同じレイアウトでページを追加し、繰り返し開始位置からデータの続きを出力します。
間隔 項目を配置する間隔を設定します。
 1件のデータを、複数行で表示する際に使用します。
方向 項目を配置する方向を設定します。

※データ件数が「繰り返し件数」を超える場合は、改ページされます。

項目の削除

1.削除したい項目を選択します。

2.選択した状態で、Deleteキー または backspaceキーを押します。

3.確認ダイアログが表示されるので、「OK」を選択します。

※繰り返し項目の場合は、繰り返し項目全体が削除されます。

作成例

1.項目の配置を行ったもの

2.実際に出力したもの

4‐2.Salesforce モバイル用の出力ボタン

4‐2.Salesforce モバイル用の出力ボタン

Salesforce モバイル用の出力ボタンを画面に表示して、帳票を出力します。

出力ボタンの作成方法

1.「スマレポ!」タブを開き、作成帳票一覧から帳票名を選択します。

2.帳票の詳細画面を開き、[Salesforce モバイル] ボタンを押します。

3.ボタンスクリプト作成画面が開きます。

4.ポップアップ内の説明に従って、帳票出力ボタンを作成します。

出力の種類

帳票の出力は以下の種類が御座います。

項目 説明
PDF添付 対象データの「フィード」に、帳票をPDF形式で保存します。
Excel添付 (Shift-JIS) 対象データの「フィード」に、帳票をExcel(Shift-JIS)形式で保存します。
Excel添付 (UTF-8) 対象データの「フィード」に、帳票をExcel(UTF-8)形式で保存します。