1‐2.下書き用の画像表示

1‐2.下書き用の画像表示

下書き用の背景画像を設定します。

下書き用の背景画像とは?

Smart Report Meister では帳票の作成時に既存の帳票を画像化したものを下書き用の背景として表示させることができます。
表示させた画像のレイアウトに沿ってセル幅や罫線、文字を設定・入力していくことで作成時間を短縮する手助けとなります。

レイアウト用背景画像を設定する(準備編)

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.詳細画面一番下の「レイアウト用背景画像(下書き)」というセクションの [ファイルを選択] を押します。

3.背景画像を選択し、[画像登録] を押します。

※ 登録した画像を削除したい場合は、ファイル名の右にある [削除] を押してください。

レイアウト用背景画像を設定する(実用編)

1.レイアウト編集画面を開きます。

2.画面左のサイドメニューの「背景画像」にある「カメラマーク」を選択します。


3.画像の配置位置はメニューで変更ができます。

項目 説明
カメラボタン レイアウト用背景画像の表示/非表示を切り替えます。
画像リスト 表示するレイアウト用背景画像を選択します。
レイアウト用背景画像の上からの配置位置を設定します。(マイナス値も設定可能)
レイアウト用背景画像の左からの配置位置を設定します。(マイナス値も設定可能)
レイアウト用背景画像の表示する幅を設定します。
幅に合わせて高さは自動で設定されます。
矢印ボタン 設定した上・左・幅の値を反映させます。
この矢印ボタンを押さないと、変更が反映されませんのでご注意ください。

2‐4.その他

2‐4.その他

チェックボックスの表示変更を行います。

チェックボックスの表示変更

データ型がチェックボックスの項目は、何も設定をしてない場合は以下の通りに表示されます。
・ チェックボックスがONの場合  → チェック済みのアイコンを表示
・ チェックボックスがOFFの場合  → チェックボックスの枠のみ表示

チェックボックスがOFFの場合に枠を表示させないためには以下の設定が必要です。
1.帳票の詳細画面を開きます。

2.「名前・用紙」欄の [名前・用紙変更] ボタンを押します。

3.「その他」欄の項目を変更し、[保存] します。

2‐3.添付ファイル名

2‐3.添付ファイル名

添付ファイル名の変更を行います。

添付ファイル名の設定

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.「名前・用紙」欄の [名前・用紙変更] ボタンを押します。

3.「添付ファイル名」欄の項目を変更し、[保存] します。
帳票を出力時には、添付ファイル名1~4を繋げたものが添付ファイル名になります。
※ 添付ファイル名2と3の選択リストが数字で表示されている場合はこちらをご確認下さい。

項目 説明
添付ファイル名1(必須) 添付ファイル名に任意の値を設定できます。
添付ファイル名2 日時・出力ユーザ名等から選択できます。
添付ファイル名3 日時・出力ユーザ名等から選択できます。
添付ファイル名4 基本および親、参照オブジェクトのテキスト項目から選択できます。

4‐3.バックアップ対象外

4‐3.バックアップ対象外

バックアップ対象外のものの設定方法について理解します。

バックアップ対象外について

Sandbox環境から本番環境へ移行する際にバックアップデータを使用しますが、
以下の5点はバックアップファイルに含まれていないため個別に設定が必要となります。

1.カスタム用紙サイズ
2.カスタム日付フォーマット
3. レイアウト上に配置したカスタム設定の項目
4.レイアウト上に配置した画像
5.背景(下書き)画像

※ 1~5はバックアップデータを移行後、Sandbox環境と同一の設定を行ってください。

帳票を出力するカスタムボタンについて

Sandbox環境から変更セットでカスタムボタンを本番環境にアップロードが出来ますが、
ボタンスクリプトのコードが本番環境とSandbox環境では異なります。
そのためボタンスクリプトのコードを本番環境のSmart Report Meister で出力したコードに置き換えてください。

4‐2.定義のバックアップ

4‐2.定義のバックアップ

バックアップを取得して、Sandbox環境から本番環境へ移行を行います。

データバックアップを取得する

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.画面上部の [データバックアップ] を押します。

3.ローカルにバックアップファイルが保存されます。

データバックアップを登録する

1.スマレポの設定タブを開きます。

2.バックアップデータ登録の [データ登録] ボタンを押します。

3.データバックアップで取得したファイルを選択し、[データ登録] ボタンを押します。

4.バックアップデータが登録されます。

レイアウトのバックアップを取得する

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.「レイアウト」欄の右側にある「バックアップ」リンクを選択します。

3.レイアウトのバックアップファイルがローカルに保存されます。

レイアウトのバックアップを登録する

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.「レイアウト」欄の [ファイルを選択] を押し、レイアウトのバックアップファイルを選択します。

3.[バックアップレイアウトの登録] ボタンを押します。

4.レイアウトが登録されます。

4‐1.定義のコピー

4‐1.定義のコピー

作成した帳票の定義をコピーし、複製します。

定義のコピーを行う

1.コピーしたい帳票の詳細画面を開きます。

2.画面の一番上にある [コピー] ボタンを押します。

3.表示されたダイアログの [OK] を選択します。

4.帳票の定義がコピーされます。

4.バックアップ

4.バックアップ

作成した帳票のコピーやバックアップを行います。

作成した帳票の定義をコピーして新しい帳票の作成を行う。

帳票の定義のバックアップを取得する。

バックアップ対象外のものについて理解する。

3‐3.積み上げ集計

3‐3.積み上げ集計

子オブジェクトデータの集計を行います。

積み上げ集計とは?

子オブジェクトデータの「数値」「通貨」項目の集計を行うことができます。
明細が複数ページにわたり、ページ毎に金額の小計を出したい場合などに利用できます。

作成内容

請求書が複数ページになる場合にSalesforce標準の積み上げ集計では、各ページの商品の金額合計には対応できません。
そこでSmart Report Meister の積み上げ集計を設定し、各ページの商品の金額合計を表示させます。

【1ページ目】
【2ページ目】

積み上げ集計の作成

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.「積み上げ集計」欄の [新規作成] ボタンを押します。

3.項目に値を設定し、[保存] ボタンを押します。

項目 説明
ラベル 積み上げ集計の名前です、ここに設定した名前でレイアウト編集画面に表示されます。
集計する項目 集計したい項目を選択します。
積み上げ種別の選択 以下の4つの種別から選択してください。
 ・ 合計 集計する項目のデータを合計します。
 ・ 平均 集計する項目のデータの平均を算出します。
 ・ 最小 集計する項目のデータから、最小値を出力します。
 ・ 最大 集計する項目のデータから、最大値を出力します。
小数点以下 小数点以下の表示桁数を指定します。
端数処理 小数点以下の項目に設定した桁数にする際の端数の処理方法を設定します。
ページ毎にクリアする ページ毎に小計を出力する際に利用します。
 ※ 積み上げ種別に「合計」を選択しているときのみ利用可能です。

4.積み上げ集計項目を帳票に配置します。

作成結果

作成前はすべての商品の合計金額だったものが、各ページの商品の合計金額が表示されるようになりました。

【1ページ目】
【2ページ目】

3‐2.数式設定

3‐2.数式設定

データの内容に応じて出力内容の切り替えや文字色・下線の設定ができます。

数式設定とは?

Salesforceに登録しているデータの内容に応じて出力内容の切り替えや文字色・下線の設定ができます。

数式設定の作成

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.オブジェクト一覧の右側「差し込み/数式設定」リンクを選択します。

3.「数式設定」欄の [新規作成] ボタンを押します。

4.ラベルと比較元の項目を設定し、[保存] ボタンを押します。

5.「数式設定」欄の 「変更」リンクを押します。

6.「比較内容」欄の [新規作成] ボタンを押します。

7.値を設定し、[保存] ボタンを押します。

項目 説明
比較元の項目 比較元となる項目を選択します。
比較演算子(必須) 比較する方法を選択します。
比較する項目(必須) 比較する対象が「値」か「オブジェクト」なのかを選択します。
値なし(NULL) NULLで比較する場合にチェックします。
比較先の値 比較する値(固定の値)を入力します。
比較先のオブジェクト 比較するオブジェクト項目を選択します。
出力する項目(必須) 出力する対象が「値」か「オブジェクト」なのかを選択します。
出力する値 出力する値(固定の値)を入力します。
出力するオブジェクト 出力するオブジェクト項目を選択します。
フォントカラー 出力する文字の色を設定します。
 空白の場合はレイアウト編集画面で設定した色となります。
フォント下線 チェックすると出力する文字に下線が付きます。
既に設定されている比較内容が表示されます。

8.数式項目を帳票に配置します。

3‐1.差し込み設定

3‐1.差し込み設定

標準の数式項目を使用せず、レコードの項目値に任意の文字列を付加して出力できます。

差し込み設定とは?

Salesforceに登録しているデータの値の前後に任意の文字列を付加できます。
標準項目の作成権限がなく数式項目が作成できないユーザの場合などでも、スマレポ上で同様の数式を作成することができます。

作成内容

取引先名の後ろにある程度の間隔をあけてセルに「御中」を固定文字として記入していましたが、取引先名が長い場合に「御中」の表記と取引先名が重なってしまいました。
そこで取引先名に「御中」を付加した差し込み設定を作成し、取引先名が長くても重ならないようにします。

差し込み設定の作成

1.帳票の詳細画面を開きます。

2.オブジェクト一覧の右側「差し込み/数式設定」リンクを選択します。

3.「差し込み設定」欄の [新規作成] ボタンを押します。

4.項目に値を設定し [保存] ボタンを押します。

項目 説明
ラベル(必須) 差し込み設定の名前です。ここに設定した名前でレイアウト編集画面に表示されます。
前テキスト 差し込み項目の前に表示したいテキストを入れます。
前に空白を入れます 差し込み項目の前(前テキストの後)に全角の空白を入れます。
差し込み項目(必須) 差し込むデータ項目を選択します。
後に空白を入れる 差し込み項目の後(後テキストの前)に全角の空白をいれます。
後テキスト 差し込み項目の後に表示したいテキストを入れます。

5.差し込み項目を帳票に配置します。

作成結果

作成前は重なっていた取引先名と「御中」が重ならずに表示されるようになりました。
※ 作成前の固定で設定していた「御中」の文字は消しています。

【作成前】
【作成後】